涙袋メイクガイド
涙袋の作り方|ぷっくり見せる3ステップと、自然に仕上げるコツ
涙袋は、影ラインとハイライトの2本で作れる。位置の見つけ方、不自然にならないコツ、目の形別の描き方。
涙袋とは?位置の見つけ方
涙袋は、下まぶたのまつげの生えぎわのすぐ下にある、細長いふくらみのことです。主に目のまわりの筋肉(眼輪筋)のふくらみで、笑ったときにぷっくりと目立ちます。涙袋があると、目の縦幅が大きく見え、やわらかく親しみやすい印象になりやすいことから、メイクでふくらみを強調したり、描き足したりする人が増えています。
目の下には、涙袋のほかに、クマやたるみと呼ばれるふくらみや影もあります。涙袋はまつげのすぐ下に沿った細い帯で、笑うと大きくなるのが特徴です。いっぽう、それより下にある丸いふくらみや、頬との境目の影は、涙袋とは別のものです。涙袋メイクで強調するのは、まつげのすぐ下の帯の部分だけ。その下まで明るくしたり影を入れたりすると、クマやたるみが目立ってしまいます。
涙袋が薄い人や、ほとんど見えない人もいますが、影とハイライトで立体感をつくれば、メイクで涙袋があるように見せられます。描き始める前に、鏡の前でにっこり笑って、ふくらみの下にできる線の位置を確かめておきましょう。
- 鏡を顔の正面に置き、明るい場所で、目線をまっすぐにする
- にっこり笑い、下まぶたがふくらんだときにできる、ふくらみの下の線を見つける
- その線の位置を、細いペンシルで黒目の下あたりに軽く点で印をつけておく
- 真顔に戻して、印がまつげの生えぎわからどれくらい下にあるかを確かめる
涙袋メイクに使うアイテム
涙袋メイクに必要なのは、影ラインを描くものと、ふくらみを明るく見せるものの2つです。専用の涙袋ライナーには、影用とハイライト用が1本になったものもありますが、手持ちのアイシャドウやアイブロウパウダーでも作れます。
影ラインには、肌より少しだけ暗い、グレーみのあるブラウンやモーヴ系のブラウンが向いています。赤みやオレンジみの強いブラウンは、目の下の赤みやクマと重なって、疲れた印象に見えることがあります。ハイライトは、肌より少し明るいベージュやシャンパン、ピンクベージュがなじみやすく、細かいパールのものを選ぶと、ふくらみがやさしく光ります。
ハイライトの色は、肌の色の印象に合わせると浮きにくくなります。黄みを感じる肌(イエベ)にはシャンパンやベージュ、青みを感じる肌(ブルベ)にはピンクベージュやホワイト寄りのパールが合わせやすいと言われます。迷ったら、手の甲ではなく、実際に目の下に少しだけのせて、自然光で確かめるのが確実です。
| アイテム | 使う場所 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| 涙袋ライナー(影用) | 涙袋の下の線 | 肌より少し暗いグレーブラウン。芯は細く、やわらかいもの |
| アイブロウパウダー・アイシャドウ(影用) | 影ラインのぼかし | マットで、肌より少し暗い色。細いブラシでのせる |
| 涙袋ライナー(ハイライト用) | 涙袋のふくらみ | 肌より少し明るい色。リキッドやペンシル |
| パール・ラメのアイシャドウ | 黒目の下の涙袋の中央 | 粒の細かいもの。大粒のラメはポイント使いに |
| 明るめのコンシーラー | 涙袋の下地、ハイライトのかわり | 肌より少しだけ明るい色。厚塗りしない |
| 綿棒・細いブラシ | 影ラインをぼかす、はみ出しを直す | 先が細いものほど、細かい調整がしやすい |
涙袋の作り方:3ステップ
涙袋は「影ラインを描く→ハイライトをのせる→ぼかしてなじませる」の3ステップで作ります。影ラインでふくらみの下に影をつくり、ハイライトでふくらみの上を明るくすると、明暗の差でふっくら立体的に見えます。順番を逆にすると影の位置がずれやすいので、影ラインから始めるのがおすすめです。
ステップ1の影ラインは、涙袋メイクでいちばん大切で、いちばん失敗しやすい部分です。笑って確かめたふくらみの下の線に沿って、黒目の内側の下あたりから、黒目の外側の下あたりまで、ごく細く描きます。目頭から目尻まで長く引くと、くっきりした線が目立ってしまいます。描くときは真顔で、目線は正面のまま。上を向くと下まぶたが引っぱられ、位置がずれます。
ステップ2のハイライトは、影ラインとまつげの生えぎわのあいだ、つまり涙袋のふくらみ全体にのせます。とくに黒目の真下を少し明るくすると、目の中央に視線が集まり、ぷっくりした丸みが出ます。目頭側はふくらみが細いので、ハイライトも細く短くします。
ステップ3では、影ラインの下側だけを綿棒か指先でぼかします。上側(ハイライト側)はぼかさず残すことで、ふくらみの境目がはっきりします。最後に、鏡から少し離れて真顔と笑顔の両方で見て、線が浮いていないかを確かめましょう。
- 準備:下まぶたを保湿し、ファンデーションやコンシーラーは薄くしておく(厚いとヨレやすい)
- ステップ1:影ラインを、ふくらみの下の線に沿って黒目の内側から外側の下まで、細く描く
- ステップ1のコツ:線は一度で描かず、短い線を少しずつつなげる。濃さは「よく見るとわかる」くらい
- ステップ2:ハイライトを、影ラインとまつげの生えぎわのあいだにのせる。黒目の真下をいちばん明るく
- ステップ2のコツ:目頭側は細く、目尻側は影ラインの終わりより先までのせない
- ステップ3:影ラインの下側だけを綿棒か指でぼかし、上側は残す
- 仕上げ:真顔と笑顔の両方で、線が浮いていないか、左右の長さがそろっているかを確かめる
涙袋が不自然になる原因
涙袋メイクが「描いた感じ」に見える原因は、ほとんどが影ラインの濃さ・太さ・長さです。ふくらみは光と影の差で見えるので、影を強くすればするほど涙袋が大きく見えるわけではありません。影がくっきりしすぎると、ふくらみではなく、線を描いたように見えてしまいます。
もうひとつの原因は、涙袋のサイズが目の大きさと合っていないことです。涙袋を大きく描きすぎると、目より涙袋に視線が集まり、目が小さく見えたり、目の下が腫れているように見えたりします。地の涙袋が薄い人ほど、いきなり大きく描かず、細めから少しずつ足していくと自然です。
光の当たり方でも見え方は変わります。洗面所の真上からの照明では影が強く見え、窓ぎわの明るい光では影が薄く見えます。メイクは、ふだん過ごす場所に近い明るさで仕上げ、外に出る前に一度、自然光の入る場所で確かめると失敗が減ります。
| 見え方 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 線を描いたように見える | 影ラインが濃い・太い。ぼかしていない | 影ラインの下側を綿棒でぼかし、色を肌に近い明るさに変える |
| クマのように見える | 影ラインの位置が低い。色が赤み・青みに寄っている | 笑ったときのふくらみの線まで位置を上げ、グレーブラウン系の色に変える |
| 目の下が腫れて見える | 涙袋を太く描きすぎている | 影ラインをまつげ側に寄せ、ハイライトの幅を細くする |
| 目が小さく見える | 涙袋が目より目立っている。目頭から目尻まで囲んでいる | 影ラインを黒目の下の範囲に短くし、上まぶたのアイメイクとのバランスを見直す |
| ギラギラしすぎる | 大粒のラメを広い範囲にのせている | ラメは黒目の真下だけにし、まわりは細かいパールかマットな明るい色にする |
| 時間がたつとヨレる・粉っぽい | 下まぶたのベースメイクが厚い。乾燥している | 保湿してからベースを薄くし、パウダーは最後に軽く押さえる |
| 左右で大きさがちがう | 片方ずつ仕上げた。もともと涙袋の大きさに左右差がある | 影ラインを左右交互に描き、小さいほうに合わせて長さをそろえる |
目の形別の涙袋
涙袋をどれくらいの大きさで、どこを中心に描くかは、目の形によって変わります。丸目の人は涙袋で丸みが活き、切れ長の人は大きく描くより、中央だけ明るくするほうが目の形となじみます。目尻の向き(つり目・たれ目)と、目と目の間隔(離れ目・目の間が近め)も、影ラインの長さやハイライトの位置を決める手がかりになります。
下の表は、FaceRaterの目の形診断で使っている目の形の分け方に合わせた、涙袋の描き方の目安です。実際の目は「切れ長のたれ目」のように組み合わせになるので、当てはまる行を組み合わせて読んでください。
| 目の形 | 涙袋の大きさ | 描き方のコツ |
|---|---|---|
| 丸目 | ふっくら大きめでもなじむ | 黒目の下を中心に、ハイライトをしっかり。丸みとやわらかさが引き立つ |
| アーモンド形 | 標準的な大きさ | 基本の3ステップのままでよい。黒目の内側から外側の下まで影ラインを描く |
| 切れ長 | 細めに控えめ | 影ラインは短く薄く、黒目の下の中央だけを明るくする。大きく描くと目の横長さと合いにくい |
| たれ目 | ふっくらしてもよい | 活かすなら目尻側までハイライト。すっきり見せたいなら、目尻側は何も入れないか、ごく薄く |
| つり目 | やや大きめでやわらかく | 黒目の下を明るくして下まぶたに丸みを足す。ただし下まぶた全体を濃く囲まない |
| 離れ目 | 標準〜やや大きめ | 影ラインとハイライトを、黒目の内側寄りから始める。目頭側に少し色を足すと、目が中央に寄って見える |
| 目の間が近め | 標準的な大きさ | 目頭側は明るく軽く、影ラインは黒目の外側寄りに置く。目尻側にむかって少し長めに |
| 一重・奥二重 | ふっくら見せると縦幅が出る | 黒目の下を明るくして、目の縦幅を強調する。下まぶたの目尻側に締め色を少し入れると、目元の存在感が出る |
ナチュラルな涙袋にするコツ
学校やオフィスなど、メイク感を控えたい場面では、影ラインを省いて、ハイライトだけで涙袋を作る方法もあります。肌より少し明るいコンシーラーやパールの少ないアイシャドウを黒目の下にのせるだけでも、目の下に光が集まり、ふくらみがやわらかく見えます。影ラインを使う場合も、ペンシルではなく、アイブロウパウダーの明るい色を細いブラシでのせると、線の印象が出にくくなります。
メンズで目元をやわらかく見せたい人も、考え方は同じです。影ラインは使わず、明るめのコンシーラーを涙袋に薄くのせ、指でなじませる程度にとどめると、メイクをしているとは気づかれにくく、目元の印象が明るくなります。
涙袋の見え方は、眉や上まぶたのメイクとの組み合わせでも変わります。上まぶたのアイラインやシャドウがしっかりしている日は、涙袋も少しはっきりめに、上まぶたが軽い日は涙袋も控えめにすると、目の上下の濃さがそろいます。眉の濃さや位置も一緒に整えると、目元全体のバランスがとりやすくなります。なお、ヒアルロン酸注入などで涙袋をつくる方法は、医療機関で相談する医療行為で、メイクとは別のものです。
- ナチュラルにしたい日は、影ラインを省いてハイライトだけにする
- 影ラインを描くなら、ペンシルより明るめのパウダーで
- ラメは細かいパールにして、黒目の下だけに
- 下まぶたのベースメイクは薄くして、ヨレを防ぐ
- 眉と上まぶたのメイクの濃さとも見比べる
自分の目の形を調べるには
FaceRaterは涙袋の大きさやふくらみは測っていません。写真の特徴点は、まぶたの開きや目頭・目尻の位置をとらえるもので、下まぶたのふくらみまでは読み取れないためです。涙袋の位置は、この記事で紹介したように、鏡の前で笑って確かめてください。
そのかわり、涙袋をどれくらいの大きさで、どこを中心に描くかを決める目の形は、目の形診断で調べられます。正面の写真1枚から、目の縦横比(切れ長・アーモンド形・丸目)、目尻の角度(つり目・まっすぐ・たれ目)、目と目の間隔(目の間が近め・標準・離れ目)を測り、あなたの目に合わせたアイメイクのコツを表示します。無料で登録不要、写真は端末内で処理されます。
一重・奥二重・二重も写真の特徴点では読み取れないため、診断では判定せず、鏡で確かめる方法を紹介しています。結果をもとに、AIスタイルコーチに目元のメイクを相談することもできます。
計測方法と参考資料
計測の定義と、もとになった資料は下で確認できます。ツールの計算方法と、そのスコアの意味は、分けて考える必要があります。
- FaceRaterのスコアの計算方法と限界
- Google MediaPipe Face Landmarker のドキュメント(英語) — 端末内の診断で使っている特徴点の検出モデルです。
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