眉の描き方ガイド

眉の書き方|初心者でも失敗しない手順と、左右差をそろえるコツ

道具を選び、3つの点で位置を決め、下側のラインから描く。左右差と色まで整える眉の描き方。

眉を描く道具の選び方

眉メイクがうまくいかない原因は、技術より道具の組み合わせにあることがよくあります。アイブロウペンシル、パウダー、リキッド、眉マスカラは、それぞれ得意なことがちがいます。全部をそろえる必要はなく、自分の眉の毛の量と、なりたい仕上がりに合わせて2〜3つを組み合わせれば十分です。

迷ったら、パウダーとペンシルの2つから始めるのがおすすめです。パウダーで眉全体にふんわりした色をのせ、ペンシルで眉尻や輪郭を描くと、濃くなりすぎず、形もはっきりします。眉の毛がしっかりある人は、パウダーと眉マスカラだけでも整います。反対に、毛が少ないところや眉尻がほとんどない人は、ペンシルやリキッドで1本ずつ毛を描き足すと、描いた感じが出にくくなります。

ペンシルは、芯の形でも使い心地が変わります。細い芯は眉尻や毛を1本ずつ描くのに向き、平たい楕円形や三角形の芯は、面で塗ることも線を引くこともできます。初めての人は、硬すぎず、ひと塗りで濃くなりすぎないものを選ぶと、力加減の失敗が少なくなります。

眉メイクの道具と、向いている使い方
道具得意なこと向いている人・場面
アイブロウパウダーふんわりした色を面でのせる。濃淡のグラデーションをつくる毛はあるけれど色を足したい人。ナチュラルに仕上げたい日
アイブロウペンシル輪郭や眉尻を描く。すき間を埋める眉尻が薄い・短い人。形をはっきりさせたい人
アイブロウリキッド毛のように細い線を1本ずつ描く。落ちにくい毛が生えていない部分がある人。汗や皮脂で消えやすい人
眉マスカラ毛の色を変え、毛流れを固定する髪を明るく染めている人。毛が黒く太く、重く見える人
スクリューブラシ毛流れを整え、描いた色をぼかしてなじませるすべての人。描く前と描いた後の両方で使う
アイブロウブラシ(斜めカット)パウダーを細かい範囲にのせる付属のチップでは太くなりやすい人

眉頭・眉山・眉尻の決め方

描き始める前に、眉頭・眉山・眉尻の3つの位置を決めます。基準になるのは小鼻のわき(小鼻と頬の境目)です。ここから引いた3本の線で位置を決める方法は「眉の黄金比」と呼ばれ、多くのメイク解説で使われています。数学の黄金比とは関係なく、顔のパーツの位置から眉の位置を割り出す目安です。

実際に測るときは、アイブロウペンシルを定規のように使います。ペンシルの端を小鼻のわきに当て、まっすぐ前を向いたまま、鏡で線の先を確かめます。黒目の位置は目線で動くので、必ず正面を見て、鏡を顔の真正面に置きましょう。それぞれの位置に、ペンシルで小さな点を打っておくと、あとの手順がぐっと楽になります。

眉山の高さは、眉頭から眉尻までのおよそ3分の2あたりで、ゆるやかに上がるのが自然です。眉尻は、眉頭の下側のラインと同じ高さか、それより少し上で止めます。眉頭の下側より眉尻が下がると、困ったような、疲れた印象に見えやすくなります。眉の太さは、地眉(もともと生えている眉)の太さを基準にし、眉頭から眉山まではほぼ同じ太さ、眉山から眉尻にむかって細くしていきます。

線はあくまで目安です。もともとの毛の生え方から大きく外れた位置に描くと、毛と描いた線が二重に見えてしまいます。点を打ったら、地眉とのずれを見て、無理のない位置に調整してください。どの形の眉にするか(平行眉、ナチュラルアーチ眉など)と、顔の形に合う眉は、眉の形のガイドで一覧にしています。

  • 眉頭:小鼻のわきからまっすぐ上。ここより内側から描くと眉間がせまく、外側から描くと目が離れて見えやすくなります。
  • 眉山:小鼻のわきから黒目の中心を通る線。黒目の外側のふちの延長線上に置くと、よりやわらかい印象になります。
  • 眉尻:小鼻のわきから目尻を通る線。高さは眉頭の下側のラインと同じか、少し上で止めます。

眉の書き方の基本手順

眉は「位置を決める→下側のラインを描く→中を埋める→眉尻を描く→眉頭をぼかす→色をそろえる」の順で描きます。輪郭をぐるりと囲んでから中を塗りつぶすと、くっきりした四角い眉になりやすいので、下側のラインだけを先に決めるのがポイントです。眉の下側は目に近く、形が目立つ部分なので、ここが整うと眉全体がきれいに見えます。

色の濃さは、眉頭がいちばん薄く、眉山から眉尻にかけていちばん濃くするのが基本です。パウダーのパレットに明るい色と暗い色があるときは、眉山から眉尻に暗めの色、眉頭側に明るい色を使い、まんなかで2色を混ぜるとなめらかにつながります。パウダーは、ブラシにとったあと手の甲で一度量を調整してからのせると、つけすぎを防げます。

ベースメイクの後に描く場合は、眉の上にファンデーションや下地が厚く残っていると、パウダーやペンシルがのりにくくなります。眉の部分だけ、スクリューブラシで軽くとかしてファンデーションを落とすか、フェイスパウダーで油分を抑えてから描くと、色がきれいにのり、落ちにくくなります。

  • スクリューブラシで眉の毛を毛流れに沿ってとかし、地眉の形と、毛が少ないところを確かめる
  • ペンシルを小鼻のわきに当て、眉頭・眉山・眉尻の3点に小さな点を打つ(左右とも)
  • 眉山から眉尻にむかって、ペンシルで眉の下側のラインを細く描く
  • 眉頭の少し外側から眉山まで、眉の下側のラインを地眉に沿ってうすくつなげる
  • パウダーを、眉山から眉尻、眉山から眉の中央の順にのせ、下側のラインの内側を埋める
  • 眉尻は、眉山から眉尻の点まで、ペンシルで細くシャープに描き、点より先は延ばさない
  • 眉頭は、残ったパウダーだけをブラシで上向きに軽くのせ、スクリューブラシで上にとかしてぼかす
  • 毛が少ないところは、ペンシルかリキッドで毛の流れに沿って短い線を1本ずつ描き足す
  • 眉マスカラを、まず毛流れに逆らって根元までつけ、次に毛流れに沿ってとかして色をそろえる
  • 最後にスクリューブラシで全体をとかし、輪郭のはみ出しは綿棒やコンシーラーで整える

左右差をそろえるコツ

眉の左右差は、とてもよくある悩みです。顔はもともと左右がぴったり同じではなく、眉の生え方や骨格、表情のくせ(片方の眉だけ上げる、片目でものを見るなど)によって、眉の高さや形は左右でちがいます。左右を完全に同じにするより、高さと長さと濃さの3つをそろえることを目標にすると、仕上がりは十分に自然に見えます。

左右差をそろえるいちばんの近道は、片方ずつ仕上げないことです。右眉を完成させてから左眉を描くと、左を右に合わせようとして描き足しが重なり、だんだん大きく濃くなっていきます。点を打つのも、下側のラインを描くのも、パウダーをのせるのも、ひとつの手順ごとに左右を交互に進めましょう。

高さがそろわないときは、低いほうを削るのではなく、高いほうの眉に合わせて、低いほうの眉の上側を少し描き足します。反対に、高いほうの眉の上側を剃って下げようとすると、毛の流れが不自然になり、生えそろうまで形を戻せなくなります。眉山の位置がちがうときは、眉山を描き足すより、眉尻の高さと長さをそろえるほうが、左右差が目立ちにくくなります。

利き手と反対側の眉は、どうしても描きにくくなります。描きにくい側から先に手順を進め、描きやすい側をそれに合わせると、左右の差が小さくなります。手首を頬に軽く固定し、ペンシルを短めに持つと、線がぶれにくくなります。

  • 鏡を顔の真正面に置き、頭をまっすぐにして描く(顔を傾けると、高さがずれて見える)
  • ひとつの手順ごとに左右を交互に進める
  • 描きにくい側(利き手と反対側)から先に描く
  • 眉頭どうしの高さ、眉尻どうしの高さを、ペンシルを横にして当てて比べる
  • 低いほうの眉は上側を描き足し、高いほうの眉は剃って下げない
  • 最後に鏡から腕をのばした距離まで離れ、顔全体の中で左右がそろっているかを見る

眉の色の選び方

眉の色は、髪の色と同じか、それより少し明るい色を選ぶのが基本です。眉が髪より暗いと、眉だけが浮いて重く、きつい印象になりやすくなります。黒髪でも、真っ黒のペンシルは描いた感じが出やすいので、ダークブラウンやグレーブラウンのように、少しやわらかい色がなじみます。

髪を明るく染めている人は、ペンシルやパウダーの色を明るくするだけでは、地眉の黒さが残ってしまいます。眉マスカラで毛の色そのものを髪の色に近づけると、顔全体のトーンがそろいます。肌の色の印象(イエベ・ブルベ)で迷うときは、黄みを感じる人は赤みや黄みのあるブラウン、青みを感じる人はグレーやローズ寄りのブラウンが合わせやすいと言われます。

色は、メイクする部屋の明かりと外の光で見え方が変わります。購入前や新しい色を試すときは、手の甲に塗って自然光で見ると、仕上がりの色を確かめやすくなります。

髪の色に合わせた眉の色の目安
髪の色ペンシル・パウダー眉マスカラ
黒髪ダークブラウン、グレーブラウン使わないか、透明やダークブラウンで毛流れだけ整える
暗めのブラウンダークブラウン〜ナチュラルブラウンナチュラルブラウンで毛の黒さをやわらげる
明るめのブラウンナチュラルブラウン〜ライトブラウン髪と同じくらいの明るさのブラウン
アッシュ・グレー系グレーブラウン、アッシュブラウンアッシュ系やグレージュ系
赤み・ピンク系のカラー赤みのあるブラウンピンクブラウンやレッドブラウン
金髪・ハイトーンライトブラウン、ベージュ寄りの明るい色明るめのブラウンやベージュ系で、毛の黒さを消す

眉の失敗例と直し方

描いた眉に違和感があるとき、原因は形そのものより、位置・濃さ・太さのバランスであることがほとんどです。描き直す前に、どこがおかしく見えるのかを下の表で確かめると、全部を落とさずに直せます。部分的に直すときは、綿棒に乳液やクレンジングを少しだけつけて、はみ出した部分だけを拭き取り、その上から描き直します。

眉のよくある失敗と、直し方
失敗原因直し方
眉頭が濃く、四角い眉頭から描き始めた。ペンシルで輪郭を囲んだスクリューブラシで眉頭を上向きにとかして色を落とし、残ったパウダーだけでぼかす
きつく、怒ったように見える眉山が高く角ばっている。眉が髪より暗い眉山の角をパウダーでなだらかにつなぎ、明るめの眉マスカラで色をやわらげる
困ったような、悲しげな表情眉尻が眉頭の下側より下がっている眉尻の下側を拭き取り、眉頭の下側と同じ高さで止め直す
驚いたような表情眉山が黒目の中心より内側にある。眉が目から離れすぎている眉山を外側に移し、眉の下側を少し描き足して目との距離を縮める
眉が太すぎて重い下側のラインを描かずにパウダーを広げた眉の下側をコンシーラーで細く整え、輪郭をはっきりさせる
眉が細く、さびしい眉の下側を剃りすぎた。ペンシルだけで描いたパウダーを地眉より少し下側まで広げ、太さを足す
眉尻が消えやすい皮脂で落ちる。ペンシルだけで描いている眉尻はリキッドで描き、上から同じ色のパウダーを重ねる
描いた線が浮いて見える地眉と描いた位置がずれている地眉の流れに合わせて点を打ち直し、スクリューブラシでなじませる

自分の眉の位置を写真で確かめる

鏡の前でペンシルを当てても、眉山の位置がよくわからないことがあります。FaceRaterの似合う眉診断では、正面の写真1枚から478の特徴点を読み取り、小鼻のわきから引いた3本の線(眉頭・眉山・眉尻)をあなたの写真に描きます。今の眉が短くて線まで届いていないときも、眉の流れを延ばした先に眉尻の位置を示すので、どこまで描き足せばよいかがわかります。

あわせて、顔の形から5つの眉の形のうち似合いやすい形と注意したい形を表示し、目の間隔や目尻の向き、眉と目の距離に合わせた描き方のコツも表示します。今の眉の山の高さや眉尻の向きは、多くの人と比べたおおよその読み取りなので、鏡でも確かめてください。無料で登録不要、写真は端末内で処理されます。

前髪を上げて眉全体が見える状態で、カメラを目の高さに構え、力を抜いた表情で撮ると、線が正しい位置に引かれやすくなります。眉が整ったら、下まぶたのメイクで目元のバランスを仕上げるのもおすすめです。

計測方法と参考資料

計測の定義と、もとになった資料は下で確認できます。ツールの計算方法と、そのスコアの意味は、分けて考える必要があります。

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