イエベ・ブルベを見分ける

イエベ・ブルベの見分け方|セルフチェック5つと、その確かさ

よく使われる5つのセルフチェックの確かさと、照明や写真にまどわされないコツ。

イエベ・ブルベとは

イエベ(イエローベース)とブルベ(ブルーベース)は、肌・瞳・髪の色に、黄みのある色と青みのある色のどちらがなじみやすいかを表す言葉です。パーソナルカラーでは、まずこの2つに分け、さらに明るさや鮮やかさで春・夏・秋・冬の4シーズンに分けます。春と秋がイエベ、夏と冬がブルベです。

よくある誤解が、「イエベは色黒、ブルベは色白」というものです。肌が明るいか深いか(明るさ)と、黄みか青みか(色み)は別の軸で、色白のイエベも、肌の色が深いブルベもいます。FaceRaterのパーソナルカラー診断でも、イエベ・ブルベ、明るさ、鮮やかさの3つを別々に読み取っています。

どちらにもはっきり寄らない、中間(ニュートラル)の人もいます。セルフチェックの答えが割れても、まちがえたわけではありません。

正面を向く · 頭はまっすぐカメラは目の高さ均一な光
撮り方の図。結果を比べるときは、カメラの位置、光、表情をそろえてください。

よく使われる5つのセルフチェック

自分でできる見分け方として、よく紹介されるのは次の5つです。どれも手がかりのひとつで、1つだけで決められるほど確かなものはありません。こうしたセルフチェックの正しさを、プロの診断と比べて確かめた研究も多くはありません。

5つのセルフチェックと、確かさの目安
チェックイエベ寄りのサインブルベ寄りのサイン確かさの目安
手首の血管緑やオリーブに見える青や紫に見える低め:皮膚の厚さ、血管の深さ、光でも変わる
アクセサリーゴールドで肌がきれいに見えるシルバーで肌がきれいに見える中くらい:自然光で顔の近くに当てると確かになる
日焼けのしかた黒くなりやすく、赤くなりにくい赤くなりやすく、黒くなりにくい低め:色みより、日光への肌の反応を表す
地毛と瞳の色黄みや赤みのある茶色黄みの少ない黒やアッシュ寄りの茶色低め〜中くらい:明るさとコントラストの手がかりになりやすい
白とオフホワイトオフホワイトやアイボリーがなじむ真っ白がなじむ中くらい:ブルベ冬かどうかの手がかりになりやすい

それぞれのチェックは、どこまで確か?

手首の血管が青っぽく見えるのは、血液の色そのものではなく、皮膚の中での光の散乱や吸収、血管の太さと深さ、そして周りの肌と比べたときの見え方が重なった結果だと説明されています(Kienle ほか, 1996)。皮膚の厚さや照明でも変わるので、「どちらともいえない」と感じる人が多いのは自然なことです。

日焼けのしかたは、皮膚科で使われるスキンタイプ(日光への反応による肌のタイプ分け)に近い考え方で、黄みか青みかより、赤くなりやすさと黒くなりやすさを表します(Fitzpatrick, 1988)。赤くなりやすい色白のイエベもいます。

アクセサリーと白の比べ方は、布を顔の下に当てて見比べるサロンのドレープ診断に近い方法です。自然光の下で、すっぴんのまま2つを交互に顔の近くに当て、肌のくすみや影がどう変わるかを見ると確かになります。ただし真っ白がなじむのはブルベ冬に多い特徴で、オフホワイトはブルベ夏にもなじむため、白の比べ方はイエベとブルベ夏の区別にはあまり向きません。

地毛や瞳の色は、黒や暗い茶色の人が多い日本では差が出にくく、黄みか青みかより、明るさや髪と肌のコントラストを見る手がかりとして役立ちます。地毛がアッシュ寄りか、黄みや赤みがあるかは、色みのヒントになります。

写真と照明でまちがえやすい理由

肌の色は、光の色に大きく左右されます。オレンジがかった電球色の照明では誰の肌も黄みがかって見え、青白い蛍光灯や日陰の光では青みがかって見えます。スマホのカメラは自動で色を補正しますが、その補正も完全ではありません。窓の光と室内の照明がまざった部屋では、顔の左右で色がちがって写ることもあります。

見る側の脳も、光の色を推測して補っています。2015年に話題になった「ドレスの色」の写真は、白と金に見える人と青と黒に見える人に分かれましたが、研究では、見る人が光の色をどう推測したかで見え方が分かれたと説明されています。肌の色だけを手がかりに光の色を推測できることも報告されています(Lafer-Sousa & Conway, 2017)。

FaceRaterのパーソナルカラー診断は、写真の白目の色を基準に照明の色かぶりを補正します。それでも色かぶりが強いときや白目が十分に写っていないときは、肌の色みの重みを半分に下げます。イエベ・ブルベの判断は質問の答えを重く見ていて、5つすべてに答えたときの内訳は、写真から読む肌の色み30%、瞳の色8%、手首の血管20%、アクセサリー20%、日焼け7%、地毛の色み15%です。

写真で診断するときは、次の条件をそろえると、照明による読みちがいを減らせます。

  • 晴れた日の昼間に、窓のそばの自然光で撮る(直射日光は避ける)
  • 室内の照明はできるだけ消して、光の色をまぜない
  • すっぴんか薄いベースメイクにして、カラーコンタクトは外す
  • 白目がはっきり写るように、目を自然に開く
  • 加工アプリや美肌モードはオフにする

4シーズン・12タイプ・16タイプの関係

FaceRaterの12タイプは、4シーズンを、いちばん目立つ特徴でさらに3つに分けたものです。診断では「イエベ・ブルベ」「明るさ」「鮮やかさ」の3つの軸を測り、いちばん強く出た軸でタイプの系統を決め、そのあとイエベ寄りかブルベ寄りかで季節を決めます。

そのため、黄み・青みがいちばんの特徴になるのは、ウォームスプリング、クールサマー、ウォームオータム、クールウィンターの4タイプだけです。ブライトスプリング、ソフトサマー、ソフトオータム、ディープオータム、ディープウィンター、クリアウィンターの6タイプは、黄み・青みがニュートラル寄りのこともあるタイプです。イエベ・ブルベを決めきれない人は、色みより明るさや鮮やかさに目を向けると、タイプを絞りやすくなります。

日本でよく検索される16タイプは、4シーズンをそれぞれ4つに分ける分類です。分け方や呼び名は団体やサロンによってちがい、12タイプとは1対1で対応しません。どちらの分類でも、まず4シーズンのどれに入るかを確かめるところから始めましょう。

4シーズンと12タイプ(かっこ内は、いちばん目立つ特徴)
4シーズン12タイプ
イエベ春ライトスプリング(明るさ)、ウォームスプリング(黄み)、ブライトスプリング(鮮やかさ)
ブルベ夏ライトサマー(明るさ)、クールサマー(青み)、ソフトサマー(やわらかさ)
イエベ秋ソフトオータム(やわらかさ)、ウォームオータム(黄み)、ディープオータム(深さ)
ブルベ冬ディープウィンター(深さ)、クールウィンター(青み)、クリアウィンター(鮮やかさ)

無料のパーソナルカラー診断の使い方

FaceRaterのパーソナルカラー診断は、写真1枚と5つの質問で、イエベ・ブルベと12タイプを判定します。写真はブラウザの中で処理され、アップロードされません。質問は、手首の血管、アクセサリー、日焼けのしかた、地毛の色(明るさ)、地毛の色みの5つで、写真を診断したあとからでも答えられ、答えるたびに判定が更新されます。

結果には、タイプと信頼度(高・中・低)、判定が近いときのセカンドシーズン、3つの軸の読み取り、写真から読み取った肌・瞳・髪の色が表示されます。信頼度が「高」になるのは、質問に4つ以上答え、色かぶりや暗さなどの注意が出ていない写真で、となりのタイプとの差がはっきりしているときです。顔の輪郭のまわりを似合う色4色と注意したい色2色で囲んだ画像も並ぶので、ドレープ診断のように見比べられます。

結果が出たら、タイプとセカンドシーズンのパレットを開き、似合う色と注意したい色を、自然光の下で布やタオルを顔の下に当てて見比べてください。写真の判定と実物での見え方が一致すれば、かなり確かな目安になります。

まちがえやすいポイント

パーソナルカラーは、顔の近くに置くと肌がきれいに見えやすい色を探すための目安で、好きな色を禁止するものではありません。迷ったときは、次のポイントを見直してください。

  • 肌の明るさだけで、色白ならブルベ、色黒ならイエベと決めている
  • 日焼けした直後の肌や、カラーした髪の色で判断している(髪の質問は地毛で答える)
  • 電球色の照明の下や、窓の光と照明がまざった部屋で比べている
  • ひとつのチェックの結果だけで決めている
  • 注意したい色は着られない、と考えている(顔から離れたボトムスや小物なら取り入れやすい)

計測方法と参考資料

計測の定義と、もとになった資料は下で確認できます。ツールの計算方法と、そのスコアの意味は、分けて考える必要があります。

実際に試す

パーソナルカラー診断を無料で試す

写真1枚と5つの質問で、イエベ・ブルベと12タイプを判定し、似合う色のパレットを表示します。

診断する