一重アイメイクガイド

一重のアイメイク|アイシャドウとアイラインの入れ方、奥二重のコツ

一重・奥二重のメイクは、目を開けたときに見える範囲で決まる。アイシャドウ・アイライン・まつげの入れ方。

一重のアイメイクは何が違う?

一重は、目を開けたときにまぶたに線が見えないまぶたです。すっきりとした涼しげな目元で、すっぴんでもメイクをしても、きりっとした印象を出しやすいのが特徴です。一重に線ができにくいのはまぶたの構造によるもので、アジア人の一重まぶたは、まぶたを支える膜のつながる位置が低く脂肪も多いため、皮膚に折り目がつきにくいことが解剖の研究で報告されています(Jeong ほか, 1999)。直すべき欠点ではなく、まぶたの形のひとつ。メイクでは、その涼しさを活かすことも、目の縦幅や奥行きを強調して印象を変えることもできます。

一重のアイメイクでいちばん大切なのは、「目を閉じたときのまぶた」ではなく「目を開けたときに見える範囲」で色とラインの位置を決めることです。一重は、目を開けるとまぶたの皮膚がまつげの近くまでかぶさるため、目を閉じて塗ったシャドウやラインの多くが隠れます。二重のまぶたを前提にした塗り方のとおりに塗ったのに色が見えない、というのはこのためです。

メイクを始める前に、正面の鏡を見て目を開け、まつげのきわからどのくらいの高さまでまぶたが見えているかを確かめてください。この「見えている範囲」が、色を見せられる場所です。顔を上に向けたり、鏡を下に置いたりすると見える範囲が変わるので、鏡は目の高さに置きます。

そのうえで、仕上がりの方向を決めます。一重の涼しさや切れ長の目元を活かすなら、横割りグラデや目尻のラインで横への流れを強調します。目の縦幅や丸みを見せたいなら、縦割りグラデ、まつげのカール、涙袋で縦の印象を足します。どちらが正解ということはないので、なりたい印象に合わせて選んでください。

  • 鏡を目の高さに置き、正面を向いて目を自然に開ける
  • まつげのきわから、まぶたがかぶさるところまでの幅を確かめる
  • 目を閉じて、その幅がまぶたのどのあたりまでにあたるか、指で触れて覚えておく
  • シャドウとラインは、ときどき目を開けて見え方を確かめながら重ねる

一重に似合うアイシャドウの入れ方

一重のアイシャドウは、まつげのきわをいちばん濃くして、上へ向かって明るくする縦割りグラデが基本です。きわの締め色は目を開けたときにも見え、上に重ねた中間色がまぶたの奥行きになります。締め色は、目を開けたときに少しだけ見える高さまで入れるのが目安です。見える範囲に色がまったく届いていなければ、もう少し高くぼかします。

目尻側に締め色を集める横割りグラデも、一重に合わせやすい方法です。目頭側を明るく、目尻側を濃くすると、横幅が強調されて切れ長の印象が引き立ちます。縦割りが「奥行き」、横割りが「横幅」と覚えておくと選びやすくなります。

色は、肌なじみのよいブラウンやベージュ系から始めると失敗しにくく、まぶたの赤みが気になるときは、黄みのあるベージュで赤みを整えてから重ねます。赤みの強いピンクやオレンジをまぶた全体に広く塗ると、腫れぼったく見えやすいといわれます。使いたいときは、まつげのきわや下まぶたなど、範囲をしぼってのせるとよいでしょう。

ラメやパールは、一重の立体感を出すのに役立ちます。黒目の上のまぶたの中央に少しだけのせると、光が集まって、目を開けたときに丸みと奥行きが生まれます。まぶた全体にラメを広げるより、中央に重ねるほうがすっきり見えます。

質感にも気をつけたいところです。一重はまぶたの皮膚が重なりやすく、クリームやリキッドのシャドウは時間がたつと重なった部分にたまって線になりやすいので、パウダーを上から重ねて押さえると、きれいな状態が長もちします。アイシャドウベースを薄く塗っておくのも効果的です。

一重に合わせやすいグラデーションの入れ方
入れ方塗り方見え方
縦割りグラデまつげのきわに締め色、その上に中間色、アイホールに明るい色を重ねる目を開けたときに奥行きが出て、目の縦幅が強調される
横割りグラデ目頭側に明るい色、中央に中間色、目尻側に締め色を置く目の横幅と目尻が強調され、切れ長の印象になる
締め色を目尻だけ目尻側3分の1に、くの字に締め色を入れるメイク感をおさえつつ、目の輪郭がはっきりする
単色ぼかし中間色1色を、きわから見える範囲より少し上までぼかす腫れぼったさをおさえた、ナチュラルな印象

一重のアイラインの引き方

一重のアイラインは、目を開けたときに見える線の太さで考えます。まつげのきわに細く引いただけでは、まぶたにかぶさってほとんど見えないことがよくあります。目頭から黒目の上までは細いまま、黒目の外側から目尻にかけて少しずつ太くすると、目を開けたときに目尻側のラインが見えて、目の輪郭がはっきりします。

まつげのすき間を埋めるだけでも、目の印象は大きく変わります。まぶたを指で軽く持ち上げ、まつげの生えぎわの粘膜側のすき間をペンシルで埋める粘膜ライン(インライン)は、太いラインを引かずに目の輪郭を締められる方法です。目に入りやすいので、やわらかい芯を使い、力を入れずに少しずつ引いてください。

一重のまぶたはまつげの近くに皮膚が重なるため、時間がたつとラインが上まぶたに写りやすくなります。にじみにくいタイプのライナーを選び、ラインの上に同じ色のシャドウを重ねて押さえると、写りにくくなります。

色は、黒ならくっきりした目元に、ブラウンならやわらかくなじむ目元になります。一重は目を開けたときに見えるラインの面積が小さいぶん、黒を選んでも強くなりすぎにくい一方、目尻だけ太くした部分はくっきり残ります。初めはブラウンで目尻の太さと長さを決め、慣れてきたら色を変えてみるとよいでしょう。

  • 鏡を目の高さに置き、目を開けたまま、まつげのすき間を埋める
  • 黒目の外側から目尻へ、少しずつ太くなるように引く
  • 目を開けて、目尻のラインが見えているか確かめる。見えなければ、目尻側だけ上に足す
  • 跳ね上げるときは、下まぶたのふちの延長線を目安に、目尻から2〜5mmだけ細く延ばす
  • ラインの上に同じ色のシャドウを重ね、ふちをぼかしてなじませる

一重のまつげ・涙袋のメイク

一重の目元では、まつげが目の縦幅をつくる大切なパーツです。まぶたの皮膚がまつげの根元にかぶさりやすく、まつげが下を向いていると、まぶたに押されて目にかかって見えることがあります。ビューラーは根元にしっかり当て、根元・中間・毛先の3段階に分けて少しずつ上げると、きれいなカールになります。目頭や目尻は、部分用のビューラーを使うと根元まで届きます。

カールが下がりやすいときは、マスカラ下地を根元から塗ってからマスカラを重ねます。マスカラは、根元にブラシを当てて左右に小さく動かしてから、毛先へ抜くように塗ると、根元が持ち上がって見えます。まぶたにマスカラがつきやすいときは、目を開けたまま、少し下を見るように鏡を持って塗り、乾くまでまばたきをがまんすると写りにくくなります。にじみが気になる人は、お湯で落とせるフィルムタイプなど、にじみにくいマスカラを選ぶのもひとつの方法です。

涙袋や下まぶたのメイクも、目の縦幅を見せるのに役立ちます。涙袋の中央に明るい色を細くのせ、下まぶたの目尻側3分の1に締め色を少し入れると、上だけで目を大きく見せようとするより自然に、目元の存在感が出ます。目の向きに合わせた下まぶたのコツは、たれ目メイクのガイドで紹介しています。

奥二重のアイメイク

奥二重は、まぶたに線はあるものの、目を開けると線がまぶたに隠れるタイプです。目を閉じると二重の線が見えるので、二重幅に色を入れたくなりますが、目を開けるとその部分はまぶたの内側に折りこまれて見えません。一重と同じく、目を開けたときに見える範囲で考えるのが基本です。

アイシャドウは、締め色を二重の線の上まで、目を開けたときに少し見える高さまでぼかします。二重幅だけに締め色を入れると、目を開けたときにほとんど隠れてしまいます。中間色をその上に重ねると、線の位置に影ができ、奥二重のまぶたの立体感が自然に活きます。

アイラインは、目を開けたときに目頭側のまつげのきわが見えているなら、細く全体に引いてもかまいません。目尻側は、目を開けたときに線の先が見えるところまで少し太くします。まぶたの線が目尻側でまつげに近づいている場合は、目尻の跳ね上げを、目を開けた状態で線にかからない位置から延ばすと、途中で折れて見えません。

まつげも、奥二重ではまぶたが根元にかぶさりやすいので、一重と同じように根元からしっかりカールさせます。まつげが上がると、まぶたの下に隠れていた目の縦幅が見えやすくなり、シャドウやラインの色もまつげのすき間からのぞいて、目元に奥行きが出ます。

左右で一重と奥二重がちがうことも、よくあります。その場合は、見える範囲が狭いほうの目に合わせて締め色の高さとラインの太さを少し足し、鏡から離れて左右の見え方をそろえてください。

一重と奥二重のアイメイクの違い
アイテム一重奥二重
アイシャドウの締め色まつげのきわから、目を開けたときに少し見える高さまで二重の線の上まで、目を開けたときに少し見える高さまで
中間色締め色の上から、見える範囲より少し上までぼかす二重の線の上にかかるように重ね、線の影をなじませる
アイライン黒目の外側から目尻へ、少しずつ太く全体は細めに。目尻側だけ、線の先が見えるまで太く
跳ね上げライン目を開けて見える位置から、細く短く目を開けて、まぶたの線にかからない位置から延ばす
ラメ・パール黒目の上のまぶたの中央に少しだけ目を開けて見える中央と、目頭のくの字に少しだけ

一重・奥二重の目の形別のコツ

まぶたの形が同じでも、目の開きや目尻の向きによって、合わせやすいメイクは変わります。一重でも、切れ長の人もいれば、丸目やたれ目の人もいます。たとえば一重の切れ長なら横割りグラデで切れ長を活かし、一重の丸目なら縦割りグラデと涙袋で丸みを活かすと、目の形とメイクがそろいます。下の表は、FaceRaterの目の形診断の結果画面に表示しているコツです。一重・奥二重のときは、ここにある「アイライン」「シャドウ」を、目を開けたときに見える範囲に置きかえて読んでください。

眉も、一重の目元の印象を大きく左右します。一重はまぶたの面が広く見えやすいので、眉と目の間が離れて見えるときは、眉の下側を少し描き足して距離を近づけると、目元がまとまります。眉の形の選び方は、目の形のガイドと、似合う眉診断でも確かめられます。

目の形別のアイメイクのコツ(目の形診断と同じ内容)
目の形アイメイクのコツ
切れ長アイラインを目尻から少し長めに引くと、切れ長のきれいさが引き立ちます。まぶたの中央にツヤのあるシャドウを少しのせると、目に立体感が出ます。
アーモンド形どんなアイメイクも合わせやすい形です。目尻側の3分の1を締めると、輪郭がはっきりします。
丸目横幅を出したいときは、シャドウとアイラインを目尻側に。丸さを活かしたいときは、まぶたの中央と涙袋に明るさを足します。
つり目アイラインはまっすぐか、目尻を少し下げぎみに。下まぶた全体を濃く囲むと、きつく見えやすいので控えめに。
たれ目たれ目の可愛さを活かすなら目尻を下げぎみに。すっきり見せたいときは、目尻のラインとシャドウを少し上向きに入れ、下まぶたの目尻側は軽めにします。

自分の目の形を調べるには

目の形診断では、写真1枚から目の開き(切れ長・アーモンド形・丸目)、目尻の向き(つり目・まっすぐ・たれ目)、目の間隔を測り、あなたの目に合わせやすいアイメイク・眉・メガネのコツを表示します。無料で登録も不要、写真は端末内で処理されます。

ただし、一重・奥二重・二重のまぶたの線は、写真の特徴点では読み取れないため、この診断では判定しません。まぶたは、次の方法で鏡で確かめてください。すっぴんで、明るい場所で見ると線の見え方がわかりやすくなります。

  • 鏡を目の高さに置き、顔の力を抜いて、まっすぐ前を見る
  • まぶたに線がなければ一重
  • 線はあるが、目を開けるとまぶたに隠れる(目を閉じると見える)なら奥二重
  • まつげの上に線が見えるなら二重
  • 左右で別々に確かめる(左右でちがうこともよくあります)

計測方法と参考資料

計測の定義と、もとになった資料は下で確認できます。ツールの計算方法と、そのスコアの意味は、分けて考える必要があります。

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