16タイプを読み解く

パーソナルカラー16タイプとは?4シーズン・12タイプとの関係と、結果の読み方

4シーズンを4つずつに分けた16タイプ。名前の読み方、12タイプとの対応、サロンで結果がちがう理由まで。

16タイプとは?4シーズンを4つずつに分けた分類

パーソナルカラーの16タイプは、春・夏・秋・冬の4シーズンを、それぞれ4つに分けた分類です。4シーズンは、肌・瞳・髪の色が黄み寄り(イエベ)か青み寄り(ブルベ)かに、明るさや鮮やかさを加えて分けたもので、春と秋がイエベ、夏と冬がブルベです。16タイプでは、同じイエベ春でも「明るい色がいちばん似合う人」と「鮮やかな色がいちばん似合う人」を、別のタイプとして扱います。

4シーズンで似合う色を分ける方法は、1980年にアメリカで出版されたキャロル・ジャクソンの『Color Me Beautiful』がベストセラーになり、広く知られるようになりました(Kidder, 1984)。その後、4シーズンをさらに細かく分ける方法がいくつも生まれ、12タイプや16タイプのほか、8分類や24分類などもあります。分け方やタイプの名前はカラリストによってちがい、統一された基準はありません(松本, 2025)。

「16タイプ」という呼び名も、中身はひとつではありません。たとえば株式会社ラピスは、色を「黄み・青み」「明るさ」「鮮やかさ」「清濁感」の4つの特徴でとらえて4シーズンを16に分ける方式を、特許と商標登録を取得した独自のメソッドとして公開しています(「16タイプ・パーソナルカラー」は同社の登録商標です)。ほかのカラリストやサロンにも、それぞれの16タイプがあります。FaceRaterはどの団体やサロンとも関係がなく、診断は12タイプで、16タイプの判定はしていません。このガイドでは、どれかひとつの方式を正解とせずに、16タイプの結果の読み方と、12タイプとの見比べ方を説明します。

正面を向く · 頭はまっすぐカメラは目の高さ均一な光
撮り方の図。結果を比べるときは、カメラの位置、光、表情をそろえてください。

名前と分け方は、団体やサロンでちがう

各シーズンをどの4つに分けるかは、方式ごとにちがいます。たとえば株式会社ラピスの方式には夏の「ブライト」がありますが、カラーコーディネーターの解説記事(松本, 2025)の例にはなく、かわりに深めの夏の「ミディアム」があります。冬も3つは同じ名前ですが、残りのひとつは片方が「ビビッド」、もう片方が「ミューテッド」です。

名前が同じでも、指す範囲が同じとは限りません。たとえばFaceRaterの「クリアウィンター」は、鮮やかさがいちばん目立つ冬のタイプ(英語ではBright Winter)のことで、ほかの方式で同じ名前のタイプとは、含まれる色がちがうことがあります。公開されている2つの例を並べると、次のようになります。

16タイプの分け方の例(2つの資料の比較)
4シーズン株式会社ラピスの16タイプ解説記事の例(松本, 2025)
イエベ春ライト、ブライト、ビビッド、ウォームライト、ウォーム、クリア、ミューテッド
ブルベ夏ライト、ブライト、ミューテッド、クールライト、クール、ソフト、ミディアム
イエベ秋ストロング、ディープ、ミューテッド、ウォームウォーム、ディープ、ソフト、ミューテッド
ブルベ冬クリア、ディープ、ビビッド、クールクリア、クール、ディープ、ミューテッド

16タイプの結果の読み方

16タイプの名前は、たいてい「シーズン」と「そのシーズンの中でいちばん目立つ特徴」の組み合わせです。前半の春・夏・秋・冬で、イエベかブルベかと大まかな色の方向がわかり、後半の言葉で、明るさ、鮮やかさ、くすみ、深さ、黄み・青みのどれが強いかがわかります。

結果を受け取ったら、名前より先に、似合うとされた色の見本(カラーチャートやスウォッチ)を見てください。同じ名前でも、方式によって色の範囲がちがうからです。

2つのタイプが示されることもよくあります。株式会社ラピスの方式では、いちばん似合う1stタイプに、別のシーズンから選ぶ2ndタイプを組み合わせて「ブレンドタイプ」と呼んでいます。FaceRaterでも、判定が近いときは2番目に近いタイプを「セカンドシーズン」として表示します。2つのタイプに共通する色は、取り入れやすい候補です。

名前によく使われる言葉の意味は、次のとおりです。

16タイプの名前によく使われる言葉
名前の言葉いちばん目立つ特徴似合いやすい色の方向
ライト明るさ白を混ぜたような、明るく軽い色
ブライト・ビビッド・クリア鮮やかさ・澄んだ感じ濁りのない、はっきりした色
ソフト・ミュート(ミューテッド)やわらかさ・くすみグレーを混ぜたような、おだやかな色
ディープ・ダーク深さ黒やこげ茶に近い、深く濃い色
ストロング濃さ・強さ深みがあり、力強い色
ウォーム・クール黄み・青み黄み(ウォーム)か青み(クール)がはっきりした色

16タイプと12タイプの対応

FaceRaterの12タイプは、4シーズンを、いちばん目立つ特徴でさらに3つに分けたものです。春なら「明るさ」「鮮やかさ」「黄み」、夏なら「明るさ」「やわらかさ」「青み」、秋なら「やわらかさ」「深さ」「黄み」、冬なら「深さ」「鮮やかさ」「青み」のどれがいちばん目立つかで分かれます。

16タイプは各シーズンに4つ目のタイプがあるので、12タイプとは1対1で対応しません。12タイプには、くすみのある春、鮮やかな夏、深めの夏、くすみのある冬がないため、こうした結果は2つのタイプのあいだに入ります。

下の表は、16タイプの結果をシーズンと特徴に分けたときの、12タイプでのおおよその目安です。方式ごとに4つの選び方がちがうので、よく使われる組み合わせを並べると16より多くなります。目安のタイプと、そのとなりのタイプのパレットを見比べてください(各パレットのページに見分け方をのせています)。

16タイプの結果と、12タイプのおおよその対応
16タイプの結果(シーズン・特徴)12タイプでの目安
イエベ春・明るさ(ライト)ライトスプリング
イエベ春・鮮やかさ(ブライト、ビビッド、クリア)ブライトスプリング
イエベ春・黄み(ウォーム)ウォームスプリング
イエベ春・くすみ(ミューテッド、ソフト)ソフトオータムかライトスプリング(12タイプにない組み合わせ)
ブルベ夏・明るさ(ライト)ライトサマー
ブルベ夏・青み(クール)クールサマー
ブルベ夏・くすみ(ソフト、ミューテッド)ソフトサマー
ブルベ夏・鮮やかさ(ブライト)ライトサマーかクールサマー(12タイプにない組み合わせ。鮮やかさがはっきり強ければ、クリアウィンター)
ブルベ夏・深め(ミディアム、ディープ)クールサマーかソフトサマー(12タイプにない組み合わせ。深さがはっきり強ければ、ディープウィンター)
イエベ秋・くすみ(ソフト、ミューテッド)ソフトオータム
イエベ秋・黄み(ウォーム)ウォームオータム
イエベ秋・深さ(ディープ、ダーク)ディープオータム
イエベ秋・濃さ(ストロング)ウォームオータム(深さが目立てば、ディープオータム)
ブルベ冬・深さ(ディープ、ダーク)ディープウィンター
ブルベ冬・青み(クール)クールウィンター
ブルベ冬・鮮やかさ(クリア、ビビッド、ブライト)クリアウィンター
ブルベ冬・くすみ(ミューテッド、ソフト)ソフトサマーかディープウィンター(12タイプにない組み合わせ)

サロンによって結果がちがう理由

別のサロンでちがうタイプを言われることは、珍しくありません。いちばん大きな理由は、ここまで見てきたとおり、分け方と名前が方式ごとにちがうことで、4シーズンが同じでも後半の名前は変わりえます。

見る条件もちがいます。肌の色の見え方は、窓の光か室内の照明か、時間帯や天気でも変わります。サロンでは色のついた布(ドレープ)を顔の下に当てて見比べますが、布の色そのものも肌の見え方を変えます。ドレープの上に手を置いて観察した研究では、布の色によって肌の色に色相や明るさの対比が起こることが報告されています(早川ほか, 2017)。どんな布をどの順番で当てるかも、方式やサロンによってちがいます。

最後に決めるのは、診断する人の目です。診断士どうしで結果がどれくらい一致するかを確かめた研究は、私たちが調べた範囲では見当たりませんでした。早稲田大学の小規模な実験では、プロの診断士が選んだ「似合う色」を着た写真のほうが、パーソナルカラーにくわしくない大学生30人から魅力的と選ばれやすく、顔の部分だけを見せても同じ傾向がありました(野中ほか, 2023)。ただし撮影されたのは6人、診断士は1人で、同じ6人について素人が選んだ色は、1色をのぞいてプロとすべてちがっていました。

その日の状態でも結果は動きます。日焼け、メイク、ヘアカラー、カラーコンタクトで見え方が変わり、2つのタイプの境目に近い人ほど、小さな条件のちがいでとなりのタイプに入れかわります。結果がちがったときは、次の順に見直すと整理しやすくなります。

  • まず4シーズン(イエベ春・ブルベ夏・イエベ秋・ブルベ冬)が一致しているかを確かめる
  • 名前ではなく、似合うとされた色見本どうしを並べて比べる
  • それぞれの結果の2つ目のタイプが、もう一方の結果と重なっていないかを見る
  • 診断した日の照明、メイク、日焼け、髪の色を思い出す
  • 両方の結果に共通する色から取り入れる

無料の写真診断でわかること・わからないこと

FaceRaterのパーソナルカラー診断は、写真1枚と5つの質問で、イエベ・ブルベと12タイプを判定します。写真の白目の色で照明の色かぶりを補正してから、肌・瞳・髪の色を読み取り、「イエベ・ブルベ」「明るさ」「鮮やかさ」の3つの軸のうち、いちばん強く出た軸でタイプを決めます。写真はブラウザの中で処理され、アップロードされません。

結果には、タイプと信頼度(高・中・低)、判定が近いときのセカンドシーズン、3つの軸の読み取り、タイプごとのパレットが表示されます。16タイプの結果を持っている人は、写真の判定と上の表の目安が同じシーズンに入っているかを確かめ、両方のパレットに共通する色から試してみてください。

限界もあります。写真の色はカメラの補正や照明で変わり、黄みか青みかの判断がいちばん難しい部分です。そのため、イエベ・ブルベの判断は5つの質問の答えを重く見ています。判定の重みはAIで作成したテスト用の顔写真で確かめて決めたもので、プロのドレープ診断と比べた検証はしていません。

自分の写真で、似合う色と注意したい色を見比べたいときは、AIスタイルコーチで似合う色を写真で試せます(40クレジット)。

計測方法と参考資料

計測の定義と、もとになった資料は下で確認できます。ツールの計算方法と、そのスコアの意味は、分けて考える必要があります。

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写真1枚と5つの質問で12タイプを判定し、16タイプの結果と見比べられる似合う色のパレットを表示します。

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