メンズ眉ガイド
メンズ眉毛の形と整え方|眉頭・眉山・眉尻の決め方と道具の使い分け
男性の眉は「太さを残して、はみ出しを整える」が基本。位置の決め方から道具の使い方、失敗しないコツまで。
メンズ眉毛の形は?男性に多い眉の種類
男性の眉は、整えているかどうかで顔の印象が大きく変わるパーツです。ただ、女性のメイク記事と同じ感覚で細く整えると、不自然に見えやすくなります。メンズの眉は、太さとしっかりした毛の流れを残したまま、はみ出した毛と長すぎる毛を整えるのが基本です。
形の呼び方は女性と同じで、大きく5つに分けられます。男性に選ばれることが多いのは、まっすぐな平行眉と、太めのナチュラルアーチ眉です。きりっと見せたいなら角眉、やさしく見せたいなら丸眉も選べます。
太さも印象を決める大切な要素です。太めの眉は男らしく、若々しく見え、細めの眉はシャープできつい印象になりやすくなります。自然に見せたいなら、地眉の太さをほぼ残し、輪郭のはみ出しだけを整えるのがいちばん確実です。眉が濃く太い人は、太さを削るより、長さをカットして毛の密度を軽くすると、重たさが抜けます。
男性の眉は、もともと女性より山が低く、目との距離も近い傾向があります。似合う眉診断の目安を決めるのに使った研究用の顔写真(London Face Set)では、眉山の高さ(眉の長さに対する比)は、中央の半分の人が女性で0.156〜0.178、男性で0.137〜0.153でした。診断では0.145未満を「まっすぐ寄り」と表示するので、男性では、この表示になる人が女性よりずっと多くなります。眉を整えるときも、地眉のまっすぐさを活かすと自然です。
| 眉の形 | 特徴と印象 | メンズでの取り入れ方 |
|---|---|---|
| 平行眉 | 眉山をほとんどつくらない、まっすぐな眉。やわらかく、若々しい印象で、顔の横幅を感じさせます。 | メンズでいちばん多い形。太さを残すと、落ち着いた、さわやかな印象になります。 |
| ナチュラルアーチ眉 | 眉頭から3分の2あたりで、ゆるやかに上がる眉。自然でバランスがよく、いちばん取り入れやすい形です。 | 地眉の流れを活かしやすく、失敗が少ない形。眉山をつくりすぎないのがメンズらしく見せるコツです。 |
| アーチ眉 | 眉山をしっかり高くした眉。目元が華やかになり、顔に縦の長さが出ます。 | メンズでは眉山を高くしすぎず、ゆるい角をつける程度に。上げすぎると細眉のような古い印象になりやすくなります。 |
| 角眉 | 眉山に角をつけ、眉尻をまっすぐ下ろす眉。きりっとした、意志のある印象です。 | きりっとした、男らしい印象。眉山の角は、地眉にある山の位置に合わせてつくります。 |
| 丸眉 | 角のない、なめらかな弧を描く眉。やさしく、おだやかな印象です。 | やさしく、親しみやすい印象。太めに残すと、ぼんやりせずに見えます。 |
眉頭・眉山・眉尻の位置はどう決める?
整える前に、残す眉の範囲を決めます。基準になるのは小鼻のわき(小鼻と頬の境目)で、ここから引いた3本の線で眉頭・眉山・眉尻の位置を決めます。眉用のコームやペンシルを顔に当てると、線の位置がわかりやすくなります。
メンズの場合、眉頭は地眉の位置をそのまま活かし、剃って位置を動かさないのが基本です。眉山は眉頭から眉尻までのおよそ3分の2のあたりに、なだらかに置きます。眉尻は、眉頭の下側のラインと同じか少し上の高さで止めると、困り眉や疲れた印象になりません。
眉と目の距離も見ておきましょう。上まぶたのいちばん高いところから眉の下側までを目の横幅で割った値は、London Face Setで女性が0.46〜0.60倍、男性が0.38〜0.48倍でした。似合う眉診断では0.4倍未満を「眉と目が近め」と表示します。眉と目が近い人が眉の下側を剃りすぎると、眉が上がって見え、驚いたような表情になりやすいので、下側は飛び出した毛だけを処理します。
- 眉頭:小鼻のわきからまっすぐ上。地眉がこの線より内側にあれば、眉間の毛だけを処理します。
- 眉山:小鼻のわきから黒目の中心を通る線。メンズでは高く上げず、ゆるい山にとどめます。
- 眉尻:小鼻のわきから目尻を通る線。地眉が届かないところは、カットせずに描き足します。
眉毛を整える道具は?ハサミ・毛抜き・シェーバーの使い分け
メンズの眉の手入れで使う道具は、長さを整えるハサミ、形の外の毛を処理するシェーバー(またはカミソリ)、細かいところを仕上げる毛抜きの3つが中心です。どれか1つで全部をやろうとせず、処理する場所で使い分けると失敗しにくくなります。
シェーバーとカミソリは、毛を表面で切るので肌への負担が比較的小さく、数日で毛先が出てきます。そのぶん、こまめな手入れが必要です。カミソリを使うときは、洗顔後に肌をやわらかくし、シェービング用のジェルなどで肌をすべりやすくしてから当てると、肌あれを防ぎやすくなります。
毛抜きは根元から抜けるので、生えてくるまで時間がかかる一方、抜いたあとが赤くなったり、毛が皮膚の下で伸びる埋没毛の原因になったりすることがあります。抜きすぎた眉は元に戻るまで時間がかかるので、使うのは眉の形から離れた数本だけにしましょう。
| 道具 | 向いている処理 | 使うときの注意 |
|---|---|---|
| スクリューブラシ・眉コーム | 毛の流れをそろえる、長さを確かめる | 整える前に毛を上向きにとかし、飛び出す毛を見つけます。 |
| 眉用ハサミ | 長すぎる毛を切る | コームを当てて、はみ出した部分だけを切ります。コームごと短く切りすぎないように。 |
| 眉用シェーバー | 眉の下側・眉間・眉尻の外の産毛 | 肌が刺激を受けにくく、初めてでも扱いやすい道具です。眉の輪郭ぎりぎりは攻めすぎないように。 |
| カミソリ(顔用) | 広い範囲の産毛 | 刃を毛の流れに沿って当てます。眉の形をつくる細かい処理には向きません。 |
| 毛抜き | 形から離れたところの数本 | 抜いたあとは肌を冷やします。眉の上側や、眉の中の毛は抜かないようにします。 |
| アイブロウペンシル・パウダー | 下書き、すき間や眉尻の描き足し | 髪の色に近い色を選びます。黒髪ならダークブラウンやグレー寄りの色がなじみやすくなります。 |
メンズ眉毛の整え方:7つの手順
初めて整えるときは、いきなり剃り始めずに、ペンシルで「残す形」を下書きしてから外側を処理します。全部を一度で終わらせようとせず、少し残して様子を見るくらいがちょうどよい仕上がりになります。
処理したあとの肌は、刺激を受けて敏感になっています。化粧水や乳液で保湿し、赤みが出たときは冷やして、その日は強くこすらないようにしましょう。手入れのあとは、伸びてきたはみ出し毛だけをこまめに処理すれば、形を保てます。形を大きく変えたいときは、眉サロンや理容室・美容室の眉カットで一度形をつくってもらい、それを自分で保つ方法もあります。
- 洗顔して肌と眉を清潔にし、明るい場所で、鏡を顔の正面に置く
- スクリューブラシで毛を上向きにとかし、毛の流れと長さを確かめる
- ペンシルで眉頭・眉山・眉尻に点を打ち、残す眉の輪郭(特に下側のライン)を薄く描く
- コームを当てて、輪郭から飛び出す長い毛をハサミで切る(眉頭側は上向き、眉尻側は斜め下向きにとかす)
- 下書きの外側、眉の下側と眉間、眉尻の先の産毛をシェーバーで処理する
- 形から離れたところの数本だけを、毛抜きで仕上げる
- 鏡から少し離れて左右の高さと長さを見比べ、足りないところはペンシルやパウダーで描き足す
眉が薄い・短い・左右でちがうときの描き足し方
整えたあとに眉尻が短い、すき間がある、左右で高さがちがうと感じたら、描き足しで調整します。メンズの描き足しは「描いたと気づかれない」ことが大切なので、線を引くより、毛と毛のすき間を埋めるイメージで進めます。
眉尻が短い人は、小鼻のわきと目尻を結んだ線の先まで、ペンシルで1本ずつ毛を描くように足します。すき間が気になるところは、パウダーをブラシでのせてなじませます。髪を明るく染めている人は、眉マスカラで眉の色を髪に近づけると、眉だけが黒く浮くのを防げます。
左右差があるときは、低いほうを削るのではなく、高いほうの眉に合わせて、低いほうの眉の上側を少し描き足すと自然です。眉尻の高さと長さをそろえるだけでも、左右差は目立ちにくくなります。
- 色は髪より少し明るいか同じくらいにする(真っ黒のペンシルは、描いた感じが出やすい)
- 眉頭は描き足さないか、ブラシでぼかす程度にする
- 描いたら、スクリューブラシで軽くとかしてなじませる
- 眉の毛が多い人は、透明の眉マスカラで毛の流れを固定するだけでも整って見える
顔の形別、メンズに似合う眉は?
似合う眉を選ぶ基本は、男性も女性も同じで、輪郭と対照的な形を選ぶことです。丸みのある輪郭には角や高さ、角のある輪郭には曲線、縦に長い輪郭には横のラインを足すと、顔全体のバランスがとれます。
似合う眉診断は、写真から測った顔の形で、5つの眉の形を「似合いやすい」「合わせやすい」「注意したい」に分けます。判定に男女の区別はないので、右の列に、メンズで整えるときのポイントを加えました。
診断では、眉頭・眉山・眉尻の3本の線をあなたの写真に描き、今の眉の山の高さと眉尻の向き、目の間隔や目尻の向き、眉と目の距離に合わせたコツも表示します。無料で登録不要、写真は端末内で処理されます。前髪を上げて眉全体を出し、カメラを目の高さに構えて撮ると、線が正しい位置に引かれやすくなります。整える前に一度診断しておくと、どこまで残してどこを処理するかの目安になります。
| 顔の形 | 似合いやすい | 注意したい | メンズで整えるポイント |
|---|---|---|---|
| 卵型 | ナチュラルアーチ眉 | 特になし | 地眉の形を活かし、はみ出した毛を整えるだけで十分なことが多い輪郭です。 |
| 丸型 | アーチ眉・角眉 | 丸眉 | 眉山にゆるい角をつけ、眉尻をまっすぐ下ろすと、輪郭に縦のメリハリが出ます。眉尻を短く切りすぎないように。 |
| ベース型 | ナチュラルアーチ眉・丸眉 | 角眉 | 眉山の角を削って、なだらかなカーブにします。眉を太く角ばった形にすると、エラの角と重なります。 |
| 面長 | 平行眉 | アーチ眉 | 眉山をほとんどつくらず、眉尻を目尻の線の先までしっかり残すと、横のラインで顔の長さがやわらぎます。 |
| 逆三角形 | ナチュラルアーチ眉・丸眉 | 角眉・アーチ眉 | 眉山はなだらかに。角や高さをつけると、広めのおでこまわりがさらに目立ちます。 |
| ひし形 | 丸眉・ナチュラルアーチ眉 | 角眉 | 角をつけずに、ゆるやかな曲線で整えます。眉尻を少し長めに残すと、おでこまわりに幅が出ます。 |
| 三角形 | ナチュラルアーチ眉・平行眉 | 特になし | 眉尻を長めに残し、平行眉かなだらかな眉にすると、顔の上側に横幅が出ます。 |
メンズ眉でよくある失敗
メンズの眉の失敗は、ほとんどが「やりすぎ」です。一度剃ったり抜いたりした毛は、生えそろうまで時間がかかります。迷ったら残しておき、次の手入れで少しずつ形を近づけましょう。
もうひとつ多いのが、眉だけを見て整えてしまうことです。眉は、目や髪型、ひげ、メガネと一緒に見られます。前髪を下ろす髪型なら眉尻の見え方、メガネをかけるならフレームの上のラインと眉の重なりも確かめておくと、整えた眉が顔全体の中で自然になじみます。
- 細く整えすぎる(不自然に見え、表情がきつくなりやすい)
- 眉の上側を剃って形をつくる(毛の流れが不自然になり、眉が下がって見える)
- 眉頭を剃り込んで四角くする(眉間が広がり、顔の中心がぼんやりする)
- 眉尻を短く切りすぎる、または剃りすぎる(顔が丸く、大きく見えやすい)
- 眉山を高く上げすぎる(驚いたような、きつい表情に見えやすい)
- 毛抜きで抜きすぎる(肌への負担が大きく、生えにくくなる部分が出ることもある)
- 左右を片方ずつ仕上げる(両方を少しずつ進めると、高さと長さがそろいやすい)
- 髪より暗い色で描き足す(眉だけが浮いて見える)
計測方法と参考資料
計測の定義と、もとになった資料は下で確認できます。ツールの計算方法と、そのスコアの意味は、分けて考える必要があります。
- DeBruine, L. & Jones, B. Face Research Lab London Set. figshare. — 眉山の高さと、眉と目の距離の男女の目安を確かめるのに使った、研究用の顔写真データ(英語)。
- FaceRaterのスコアの計算方法と限界
- Google MediaPipe Face Landmarker のドキュメント(英語) — 端末内の診断で使っている特徴点の検出モデルです。
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