つり目・たれ目ガイド

つり目・たれ目の見分け方|目尻の角度の目安と、メイク・眉での見え方

つり目・たれ目は、目頭から目尻への線の向き。角度の目安と見分け方、メイク・眉・メガネでの見え方の変え方。

つり目・たれ目とは?

つり目・たれ目は、目頭(鼻側の角)と目尻(耳側の角)の高さの関係を表す言葉です。頭をまっすぐにしたとき、目尻が目頭より高い位置にある目をつり目、目尻が下がって見える目をたれ目と呼びます。目の大きさや、一重・二重とは別の見方です。

ただし、大人の目は目尻が目頭より少し高いのがふつうです。FaceRaterの参考データ(公開研究用に集められた成人の正面写真2,560枚)で目頭から目尻への角度を測ると、真ん中の値は+3.9°で、9割の写真が0°〜+7.5°のあいだに入りました。東アジア系の写真(358枚)では、真ん中の半数が+3.5°〜+6.5°と、全体よりややプラス寄りです。性別でもちがいがあり、女性のほうが男性よりプラスが大きめでした。つまり、日常で「つり目」「たれ目」と感じるのは、プラスかマイナスかよりも、まわりの多くの人と比べて上がり方が大きいか小さいかによるところが大きいのです。

どちらも顔立ちの特徴を表す言葉で、欠点ではありません。つり目はきりっとした目元、たれ目はやさしい目元として、メイクや髪型で活かす人もたくさんいます。

日本では、目元の印象をもとに「きつね顔」「たぬき顔」と呼び分けることもあります。きつね顔はつり目で切れ長の目、たぬき顔はたれ目で丸い目を指すことが多く、FaceRaterの目の形診断でいえば「切れ長のつり目」「丸いたれ目」に近い組み合わせです。ただし、こうした呼び方は顔全体の雰囲気を表す言葉で、決まった基準があるわけではありません。英語では目尻の角度を canthal tilt(カンサルチルト)と呼び、プラスを positive、マイナスを negative と表します。

つり目・たれ目の見分け方

鏡や写真で見分けるときは、頭の傾きをそろえることがいちばん大切です。顔が少し傾くだけで、片方の目はつり目に、もう片方はたれ目に見えてしまいます。

鏡だけで確かめるなら、細いペンや定規を、両目の黒目の中心を通るように水平に顔の前にかざしてみてください。目頭と目尻がそのペンからどれくらい上か下かを見れば、おおまかな向きがわかります。ただ、鏡の前では無意識に顔の角度を変えてしまいやすいので、写真で確かめるほうが確実です。写真なら次の手順で見ます。

  • 正面を向き、カメラを目の高さで水平に構えて、力を抜いた表情で撮る
  • 写真の上で、左右の黒目の中心を結ぶ線を引き、これを水平の基準にする
  • 片目ずつ、目頭(鼻側の角)と目尻(耳側の角)を線で結ぶ
  • その線が基準の線より上向き(目尻が高い)か、下向き(目尻が低い)かを見る
  • 目尻のまつげやアイラインではなく、上下のまぶたが合わさる角を目尻とする

何度からつり目?角度の目安

何度からつり目、何度からたれ目という医学的な決まりはありません。FaceRaterの日本語版の目の形診断では、両目の角度の平均が+6.7°以上を「つり目」、+3.2°以下を「たれ目」、そのあいだを「目尻まっすぐ」としています。東アジア系の顔は目尻が上がり気味なので、全体の基準のままでは、日本人を含む東アジア系の典型的な目が「つり目」と判定されてしまいます。そこで、東アジア系の写真の傾向に合わせて境目をずらしています。

この判定での「たれ目」は、目尻が目頭より下がっている目だけでなく、目尻の上がり方が多くの人より小さい目も含みます。数字がプラスでも、たれ目と判定されることがあるのはそのためです。境目から0.6°以内なら「つり目寄り」「たれ目寄り」のように、となりのタイプに近いことも表示します。

目尻の角度の目安(目の形診断の判定)
目尻の角度(両目の平均)目の形診断の判定写真での見え方
0°より下(マイナス)たれ目目尻が目頭より低い
0°〜+3.2°たれ目目頭と目尻がほぼ水平か、目尻がわずかに高い
+3.2°〜+6.7°目尻まっすぐ目尻が少し高い(東アジア系の写真の真ん中の半数、+3.5°〜+6.5°とほぼ重なる)
+6.7°以上つり目目尻がはっきり高い

つり目とたれ目の印象の違い

一般に、つり目はきりっとした、意志の強そうな印象、たれ目はやさしく、親しみやすい印象になりやすいといわれます。目尻のラインが上を向くと視線が外側へ引き上げられ、下を向くと目元にゆるやかな流れができる、と説明されることが多いようです。

ただ、目元の印象は角度だけでは決まりません。眉の角度と目との距離、まぶたの形、目の開き、表情でも大きく変わります。眉山が高く眉尻が上がっていれば、たれ目でもシャープに見え、平行眉ならつり目でもやわらかく見えます。笑うと下まぶたが持ち上がり、目の形そのものがちがって見えることもあります。

どの角度が理想かも、ひとつには決まりません。人種ごとに平均的な顔と魅力的と評価された顔の合成写真を比べた研究では、白人やアフリカ系の顔では魅力的な顔のほうが目の傾きが大きかったのに対し、アジア系の顔では魅力的な顔のほうが傾きがゆるやかでした(Rhee ほか, 2012)。好まれる目元は、文化や見慣れた顔によっても変わります。

左右で角度がちがうときは

左右の目尻の角度は、多くの人で少しずつちがいます。顔はもともと左右がぴったり同じではないうえ、写真ではわずかな顔の向き、片目を細める表情、目尻にかかる髪、アイラインでも、検出される目尻の位置が動きます。片目がプラス、もう片目がマイナスと出ることもあります。

目尻の角度診断の「画像の左側・右側」は、写真を見たままの左右です。ふつうに撮った写真なら、画像の左側があなたの右目、右側が左目にあたります。インカメラの設定で左右が反転した写真では逆になるので、比べるときはいつも同じ設定で撮ってください。

まずは同じ条件でもう1〜2枚撮り、差が毎回出るかを確かめてください。差が続く場合は、メイクで見え方をそろえられます。角度が小さいほうの目は、アイラインの目尻を少し上向きに、大きいほうはまっすぐ気味に引くと、左右の差が目立ちにくくなります。眉尻の高さを左右でそろえるのも効果的です。

なお、片方のまぶたが急に下がってきた、目が閉じにくい、顔の片側が動かしにくいといった変化があるときは、写真の問題ではない可能性があります。早めに医療機関に相談してください。

メイク・眉・メガネで見え方を調整する

目尻の角度そのものは、メイクや髪型では変わりません。変えられるのは見え方です。つり目らしさ・たれ目らしさを活かすか、反対の要素を少し足してやわらげるかを決めてから、アイライン、眉、メガネの順に調整すると迷いにくくなります。下の表の「目の形診断」「似合う眉診断」の列は、それぞれの診断結果に表示しているコツと同じ内容です。

メガネでは、フレームの上辺のラインが眉や目尻の向きと重なります。目尻側が持ち上がったフォックス型はつり目の印象を強め、丸みのあるボストンやオーバルは目元をやわらかく見せます。たれ目をすっきり見せたいなら、上辺がまっすぐか、目尻側がやや上がったフレームを選ぶと、目元のラインが引き上がって見えます。

角度そのものを変える施術は医療の領域で、受けるかどうかは資格のある医師と相談して決めることです。FaceRaterは施術をすすめておらず、ここではメイクや眉、メガネでの見え方の調整だけを扱っています。

前髪や髪の流れも、目元の見え方に関わります。目尻にかかる長さの前髪を外側へ流すと、目尻から斜め上へのラインが加わり、すっきりした印象に近づきます。反対に、目の上で前髪を重くそろえると目尻の向きが目立ちにくくなり、やわらかい印象になります。

アイラインは、目尻の「延長線の向き」と「下まぶたの締め方」の2つで見え方が決まります。目を開けたまま正面の鏡を見て、次のように引いてみてください。

  • やわらかく見せたい(つり目):目尻のラインは延長せず、まつげのきわで止めるか、ほんの少し下向きに。下まぶたは目尻側の3分の1にだけ、明るめのブラウンを細く入れる
  • すっきり見せたい(たれ目):まつげのきわから目尻にかけて、ラインを少し上向きに延ばす。下まぶたの目尻側は何も入れないか、ごく軽くする
  • たれ目らしさを活かしたい:目尻のラインを目の丸みに沿って少し下向きに延ばし、下まぶたの目尻側3分の1に影色を入れて囲む
  • きりっと見せたい:目尻のラインを上まぶたの延長線より少し上へ、細く延ばす
  • 左右で角度がちがう:角度が小さいほうの目尻を少しだけ上向きに描き、仕上げに鏡から離れて左右の高さを見比べる
つり目・たれ目のメイクと眉のコツ(目の形診断・似合う眉診断と同じ内容)
目元アイメイク(目の形診断)眉(似合う眉診断)
つり目アイラインはまっすぐか、目尻を少し下げぎみに。下まぶた全体を濃く囲むと、きつく見えやすいので控えめに。眉尻はやわらかく:つり目ぎみです。眉山をなだらかに、眉尻をまっすぐ気味に描くと、やさしい印象になります。
たれ目たれ目の可愛さを活かすなら目尻を下げぎみに。すっきり見せたいときは、目尻のラインとシャドウを少し上向きに入れ、下まぶたの目尻側は軽めにします。眉尻を下げすぎない:たれ目ぎみです。眉尻は眉頭と同じ高さか少し上で止めると、目元がすっきり見えます。
目尻まっすぐ目尻を少しはね上げると上向きの印象に、水平に引くと落ち着いた印象になります。眉尻の高さと眉山の位置で、上向きにもやわらかくも見せられます。

自分の目尻の角度を測るには

目尻の角度診断では、478の特徴点から目頭と目尻を見つけ、両目の中心を結ぶ線で頭の傾きを補正したうえで、左右の目の角度を別々に表示します。目尻が目頭より高ければプラス、低ければマイナスです。表示の「画像の左側・右側」は、写真を見たままの左右を表します。計測ラインが目頭と目尻の角に正しく乗っているかも、写真の上で確かめられます。

目の形診断の「つり目・たれ目」は、顔の向きも補正したうえで両目の角度を平均した値で判定しているため、目尻の角度診断の左右の値とは少しずれることがあります。同じ人でも撮り方で数度動くので、1枚の数字で決めつけず、同じ条件の写真どうしで比べてください。どちらも無料で、写真は端末内で処理されます。

目尻の角度は、AI顔診断のバランススコアでは「目元」(全体の20%)を計算する項目のひとつです。あなたに近い参考グループの一般的な範囲に入っているか、それより上がっていれば高く評価され、マイナス寄りでも17の比率のうちのひとつにすぎません。数字は、目元の向きを知るための目安として使ってください。

  • カメラを目の高さで水平に構え、顔を正面に向ける
  • 笑顔や目を細めた表情は避け、目を自然に開く
  • 濃いアイラインやつけまつげ、目尻にかかる前髪は、目尻の位置をずらすことがある
  • メガネは外し、顔の両側に均一に光があたる場所で撮る

計測方法と参考資料

計測の定義と、もとになった資料は下で確認できます。ツールの計算方法と、そのスコアの意味は、分けて考える必要があります。

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目尻の角度診断を無料で試す

写真1枚で、頭の傾きを補正した目頭から目尻への角度を左右別々に測り、計測ラインつきで表示します。

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